青嵐(せいらん)の頃

* 一点の偽りもなく青田あり
山口誓子
中学の頃、国語の時間に教科書に出ていた句で、
忘れられない句のひとつがこれです。
日々、いろいろな出来事の中で生活していると、
様々な思念、煩悩に心が揺れ動きます。
真っ青に晴れ渡る空、一点の偽りも無い青田、
広く雄大な海原、透き通る心地好い風...
そんな自然の大きさに抱かれるたび、自分自身がいかに
小さく、大きな自然の中で生かされている存在であるか
思い知らされます。
喧騒から心が離れ、素直な気持ちでお茶と向き合えた時こそ
自分の心に宿る小さな光を、少し感じられる気がするのです。
2010年06月04日 Posted byお茶セラピストのたまご ひよこまめ at 23:35 │Comments(0) │徒然
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